Mabuhay!

日々の日記:研究とか留学とかおいしいご飯とか

エコノミストへの道

Top Journals in Agricultural Economics–2023 Edition (Inspired by Marc F Bellemare's blog post)

Fresh from the newly released Journal Citations Report, here is the new top 15 of journals in the “agricultural economics and policy” category in 2023. You can check the Marc Bellemare's blog post in 2022. My post is inspired from his post…

論文再投稿

phjpuplbku.hatenablog.com 先日minor revisionで返ってきた論文を即日で直して次の日に再投稿した。 今回は条件付き採択になるとよいな。 Best of luck!

GRIPSに進学

ゲルフ大学のPhDオファーを蹴って日本のGRIPSのPhDに進学することにしました。 北米に行かなかったからしょぼい研究者になったとはならないように日本で頑張りたいと思う。 フルタイムで働きながらミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学をやるのはかなり厳…

論文がMinor revisionで返ってきた。

2023年5月の末に投稿した論文がついにminor revision として返ってきたのでメモっておきます。 以下の投稿時がfirst revisionで、そのご11月末にsecond major revisionを貰いました。その後1月中旬に再投稿してちょうど2か月後の今minor revisionになりまし…

年度末は忙しい(研究以外で)

3月 それは日本人にとって年度末である。 私も例に漏れず、研究活動以外の仕事が降ってきており、天手古舞だ。 生成AIなどもできているしこういう作業は何とか省力化できないもんですかね。 研究者の1か月がこれらの作業にとられるのってもったいないと思う…

Digital Collateral: Quarterly Journal of Economicsの論文の解説 デジタル技術の重要性

Digital Collateral Paul Gertler, Brett Green, Catherine Wolfram The Quarterly Journal of Economics, 2024, qjae003, DOI: https://doi.org/10.1093/qje/qjae003 要約 デジタル担保型ローンとは:オンライン家庭電力サービスと紐づけたローンで、貸主は…

カナダのPhDに合格した

今年は諸般の事情により進学できないが、カナダの博士課程にwith full fundingで合格した。 Fundingの内容は年間30000カナダドルと12500カナダドルの授業料奨学金である。 最低限の生活費と学費は賄えるけどリッチな生活はできないという感じ。 来年に入学を…

2023年の振り返りと2024年の目標

2023年の振り返り 1本がAgricultural Economics誌から採択&出版 1本がReview of Development Economics誌から2nd Revise&Resubmit (R&R) 1本がRejected by World Development誌 after 1st R&R, アジア農業経済学会国際大会でベストペーパー賞に選出 1本がA…

今後の予定兼抱負

今後の予定を決意表明と備忘録を兼ねて記す。 12月 福島の農業に関する論文を仕上げて、1月15日のICAEへの投稿に間に合わせる。また、国際野生動物取引の執筆も進める。これは12月14日が締め切り。 子どもの出生順 と健康に関する研究も進めて、外に出せるよ…

【論文レビュー】バングラデシュ ラナプラザ崩壊後の国際サプライチェーンはどうなったか

バングラデシュでは2013年にラナプラザという縫製工場が崩落し多くの労働者、特に女性がなくなるという惨事が起きました。 今回紹介する論文"The effects of the Rana Plaza collapse on the sourcing choices of French importers "(2022, Journal of Inter…

海外博士課程はいかないことにした

件名の通り、これまでずっと考えていた海外の博士課程への進学は止めた。 本来は2024年の秋から進学することを目標としていたが、職場の制度上来年の秋から海外に長期滞在するのは極めて困難であるからだ。 結果として、2024年の秋からは国内の某大学院に進…

PhD 出願を始めた

来年秋に大学院に進学することを目指して博士課程の出願を始めた。 TOEFLiBTを7校に送付したので、これで出願校はいったん確定。 Tufts, Purdue, Guelph, UC Berkeley, UC Davis, University of Illinois Urbana and Champaign, Texas A&Mの7校である。 この…

某論文がMajor revisionで返ってきた

お久しぶりです。 5月末に投稿した携帯電話の利用と所得多様化に関する論文が某ジャーナルから要修正要求を受けて返ってきました。 デスクリジェクト5回、査読に回ったのちに1回リジェクトされた末のこの結果なので素直にうれしいです。 喜びもつかの間で、…

ゴールデンウイークの成果

今月は結構忙しいなと、5月も半分を過ぎたところで備忘録をまとめる。 連休中に論文を2本仕上げた。 1本目は既に学術誌に投稿済みでUnder reviewになったため結果待ちの状態。 2本目は共著者からコメントをもらって修正中。今月中に改訂を完了して投稿する。…

対面の国際学会のCost and Benefit

2か月前に人生で初めての対面国際学会に参加しました。 タイトルにある通りCost and Benefit(費用便益)について書いていこうと思います。 いわゆるコスパですね。 Costついて 参加費3万円は、手取り20万円台の平凡なサラリーマンには中々の出費でした。 あ…

最近読み込みたい教科書

新年度になったので勉強も継続していきたい。 放送大学で微分積分学の講義を取るのは確定していて、 他に勉強したいものとして以下の2冊の教科書がある。 Economics of the Family 開発のミクロ経済学 Economics of the Familyは台湾大学時代に途中まで履修…

修士論文が国際ジャーナルAgricultural Economicsに掲載決定しました。

修士論文(を改訂したもの)が途上国の農村開発のトップジャーナルであるAgricultural Economics誌に採択された。 Agricultural Economics誌は国際農業経済学会の学会誌であり、個人的には 修士論文をこのジャーナルに載せることができたことで修士課程を大…

Spatial RDD 空間回帰不連続デザイン (World Bank Blogsより)

Spatial Regression Discontinuity Design (SRD, Spatial RDD)(空間回帰不連続デザイン)は通常のRDデザイン(RDD)のカットオフ(閾値)を空間としての区切りに置き換え、衛星データなどを利用できる時に計量分析を行える手法だ。 今回 Spatial Jumpsという…