Mabuhay!

開発経済学・農業経済学

確定申告終わり

確定申告をオンラインで完了した。

今年は医療費控除、iDeCo、介護保険料などの支払いがあったのでサラリーマンの年末調整では許されなかったのである。
政治家が何百万も公費をポケットマネーにしているのは許されないよなあと思いながら作業し、そもそもこちらから申告しなかったら行政は数万円を勝手に多く徴収していたことになる。
とりあえず、納めた税金は軍拡ではなく平均的な国民の生活が改善されるように使われてほしい。

2023年の振り返りと2024年の目標

2023年の振り返り

  • 1本がAgricultural Economics誌から採択&出版

  • 1本がReview of Development Economics誌から2nd Revise&Resubmit (R&R)

  • 1本がRejected by World Development誌 after 1st R&R, アジア農業経済学会国際大会でベストペーパー賞に選出

  • 1本がADBIの本" Digital Transformations for Inclusive and Sustainable Development in Asia"に採録予定

  • 1本を開発経済学会若手会議で報告

  • 科研費(研究活動スタート支援)に採択

  • 東京経済研究センター(TCER)研究助成に採択

  • 所内研究費に採択

  • 査読を4本行った

    感想

    人事評価のノルマは年間1本なので数については問題なし。World Developmentの査読に回った論文が改訂要求を受けた後に落とされたのは悔しい。自分の研究軸としては社会の役に立つような論文を書くということと、アカデミアから認知される論文を書くことである。論文を学術雑誌に載せられないということは後者に失敗したということなので、国際学術誌に論文を掲載することを引き続き目標として保ち続けていきたい。前者については論文を書いて、コラムを書いたり現場の方と協働するなどわかりやすく非アカデミアの方々に還元することであると考えている。私は手段としてアカデミアで働いているので(論文執筆を楽しんでいるのは前提として)、質・量ともに抜きん出られるよう、更にストイックに取り組まなければならない。そうでなければアカデミアで働いている意味がないと自分に言い聞かせている。

2024年の目標

  • 2023年にR&Rとなった論文の採択を目指す

  • 2023年にrejectされた論文の再投稿と最低でもR&Rを目指す

  • 2023年に開発経済学会若手会議で報告した論文をletter(短めの論文)として投稿する

  • アジア動向年報担当チャプター投稿

  • ワンヘルスプロジェクトの担当チャプター投稿

  • 政策研究大学院大学の博士課程への出願を完了させる

  • 新規論文1(supported by TCER)を国際農業経済学会で報告し、working paperを完成させる

  • 新規論文2(supported by my institute)のworking paperを完成させる

  • 新規論文3(博士論文の一部)の分析を行う

今年もよろしくお願いいたします。

今後の予定兼抱負

今後の予定を決意表明と備忘録を兼ねて記す。
12月 福島の農業に関する論文を仕上げて、1月15日のICAEへの投稿に間に合わせる。また、国際野生動物取引の執筆も進める。これは12月14日が締め切り。 子どもの出生順 と健康に関する研究も進めて、外に出せるようにする。年末はベトナム農家の気候変動適応に関する論文を再修正して学術雑誌に再投稿する。
1月 動向年報執筆とアジア開発銀行のブックローンチイベント in シンガポールでの報告。ジェンダーと技術受容に関する論文を仕上げて Economics Lettersに投稿する。
2月 動向年報執筆とエネルギー選択に関する論文を執筆する。
3月 エネルギー選択に関する論文の執筆と、CSAE at Oxfordでの報告。
4月 大学院博士課程進学予定。職場での研究プロジェクト開始。
5月 翌年、アメリカの研究所で客員をするためにフルブライトに応募するかも。論文が採択されたら、世界銀行のカンファレンスにて発表予定。
6月 バッファ
7月 千葉から東京に引っ越し予定。
8月 ICAE at Delhiで発表予定。ついでにバングラデシュかザンビアに調査に行くかもしれない。
9月 福島の農業に関する論文をジャーナルに投稿。目標はReview of Economic Studies, American Economic Journal: Economic Policy, Review of Economics and Statistics. 最低でもJournal of Public Economics, Journal of Environmental Economcis and Management, American Journal of Agricultural Economicsに載せる。

というわけで頑張ります。

【論文レビュー】バングラデシュ ラナプラザ崩壊後の国際サプライチェーンはどうなったか

バングラデシュでは2013年にラナプラザという縫製工場が崩落し多くの労働者、特に女性がなくなるという惨事が起きました。
今回紹介する論文"The effects of the Rana Plaza collapse on the sourcing choices of French importers "(2022, Journal of International Economics)はラナプラザ崩壊のあと、フランスの繊維輸入がどのように変化したかを明らかにしています。

分析の結果
1) バングラデシュからのフランスの繊維輸入は、崩落後、継続的に増加した。
2)ラナプラザから調達していた小売業者の全体的な輸入量は、崩落後も減少していない。
3) バングラデシュからの輸入が相対的に減少している。
4) この効果は、アジア以外の、地理的にフランスに近い特定の4カ国からの輸入の相対的な増加によって起きている。